コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

夕霧伊左衛門 ユウギリイザエモン

4件 の用語解説(夕霧伊左衛門の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ゆうぎり‐いざえもん〔ゆふぎりイザヱモン〕【夕霧伊左衛門】

遊女夕霧とその愛人藤屋伊左衛門。また、二人の情話を扱った歌舞伎浄瑠璃などの一系統。歌舞伎「夕霧名残の正月」、浄瑠璃夕霧阿波鳴渡」「傾城阿波の鳴門」「廓文章」など。

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

大辞林 第三版の解説

ゆうぎりいざえもん【夕霧伊左衛門】

遊女夕霧とその愛人藤屋伊左衛門(架空の人物)。また、二人の情話を扱った演劇の通称。歌舞伎「夕霧七年忌」、浄瑠璃「夕霧阿波鳴渡」「傾城阿波の鳴門」「廓文章」などがある。 → 吉田屋

出典|三省堂
大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

夕霧伊左衛門
ゆうぎりいざえもん

歌舞伎(かぶき)、浄瑠璃(じょうるり)、音曲(おんぎょく)などの登場人物。大坂新町(しんまち)の遊女扇屋(おうぎや)夕霧と豪商藤屋(ふじや)の若旦那(だんな)伊左衛門のコンビをいう。夕霧は実在の名妓(めいぎ)で、1678年(延宝6)1月6日、27歳で病没。伊左衛門の実説はさだかでないが、夕霧の死を悼んで翌月大坂で上演された『夕霧名残(なごり)の正月』をはじめ、数々の追善劇に恋人として扱われ、その後も多くの「夕霧伊左衛門物」を生み出した。人形浄瑠璃では近松門左衛門の『夕霧阿波(あわ)の鳴渡(なると)』(1712)が代表作。歌舞伎では伊左衛門の演技が和事(わごと)、とくに「やつし事」の典型として洗練され、その完成された形が近松の『阿波の鳴渡』を改作した『廓文章(くるわぶんしょう)』となり、人気狂言になった。[松井俊諭]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone