砂払(読み)すなばらい

精選版 日本国語大辞典 「砂払」の意味・読み・例文・類語

すな‐ばらい‥ばらひ【砂払】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「すなはらい」とも )
  2. 砂を取り除くこと。一二月八日の事八日(ことようか)、または冬至などに、蒟蒻(こんにゃく)を食べて体内の砂を取り除くという俗信をいう。すなおろし。
    1. [初出の実例]「其の晩一年中の臓腑の砂払(スナハライ)だといふ冬至の蒟蒻を皆で喰べた」(出典:土(1910)〈長塚節〉三)
  3. ( 体内にたまった砂を掃除するという俗信から ) 蒟蒻の異称。〔隠語輯覧(1915)〕
  4. 千葉県などで、伊勢参りなどの旅から無事に帰ったとき同行の者が集まって開く宴。旅の砂を払い落とす意。すなはたき。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 臓腑 名詞 実例

立春から数えて 88日目で,現行暦では5月2日頃にあたる。八十八夜を過ぎればもはや晩霜も終りになるので,農家ではこれを種まきや茶摘み,その他の農作業開始の基準としている。日本では明暦3 (1657) ...

八十八夜の用語解説を読む