精選版 日本国語大辞典 「研・磨」の意味・読み・例文・類語
と・ぐ【研・磨】
〘他ガ五(四)〙
※大鏡(12C前)一「翁が家の女どもの許なる櫛笥鏡の影見え難く、とぐわきも知らず、打ちはさめて置きたる習ひて」
※宇治拾遺(1221頃)一〇「さて明暮は、いらなき太刀をみがき、刀をとぎ」
③ 心をみがく。はげましつとめる。心を正しく清いものにするよう努める。
※万葉(8C後)四・六七三「まそ鏡磨師(とぎシ)心をゆるしてば後にいふともしるしあらめやも」
※詩学大成抄(1558‐70頃)一「炊(すい)は米を水でといでたいて食になすぞ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報