研究代表者(読み)けんきゅうだいひょうしゃ

大学事典 「研究代表者」の解説

研究代表者
けんきゅうだいひょうしゃ

研究課題ないし研究プロジェクトの総責任者であり,研究計画とその実施,また研究費の使用に関する裁量と責任を有する。競争的資金や公募型研究においては,申請から採択,その後の評価等に係る事務手続きにも責任を負う。複数の研究者で実施される研究課題においては,たとえば科学研究費補助金では,研究代表者のほか,研究分担者や連携研究者,研究補助者で構成されている。分担金配分を受ける研究分担者は,以前は研究代表者の地位交代が可能であったが,研究代表者の責任がより重視されるようになり,2011年からは交代が認められなくなった(すなわち,研究代表者が欠けた場合には,その研究課題は廃止される)。研究代表者の研究マネジメントに係る負担を軽減するため,近年これを補助する専門職,リサーチアドミニストレーター(University Research Administrator: URA)導入普及が課題とされている。
著者: 榎孝浩

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

関連語 URA

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む