破衣(読み)やぶれごろも

精選版 日本国語大辞典 「破衣」の意味・読み・例文・類語

やぶれ‐ごろも【破衣】

  1. 〘 名詞 〙 破れている衣服。つづれ。また、自分の衣服をへりくだっていう語。弊衣
    1. [初出の実例]「禁戒はやふれころもとなれる身の代を五百にかふ人もがな」(出典:狂歌・永正狂歌合(1508)一〇番)

やれ‐ぎぬ【破衣】

  1. 〘 名詞 〙 いたんであちこち破れた着物
    1. [初出の実例]「あるやれぎぬきたる人の、具足はだより、綿の目をしらみとやいふとて出しければ」(出典:仮名草子・仁勢物語(1639‐40頃)下)

やれ‐ごろも【破衣】

  1. 〘 名詞 〙 やぶれた衣服。やぶれごろも。〔和玉篇(15C後)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「破衣」の読み・字形・画数・意味

【破衣】はい

破れ衣

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