砺波山の戦い(読み)となみやまのたたかい

旺文社日本史事典 三訂版 「砺波山の戦い」の解説

砺波山の戦い
となみやまのたたかい

平安末期の1183年,越中国(富山県)砺波山で行われた源平合戦
倶利伽羅 (くりから) 峠の戦いともいう。以仁王 (もちひとおう) の令旨 (りようじ) をうけた源義仲は木曽挙兵上洛を企図し北陸に進出,平清盛の孫維盛 (これもり) と砺波山で対戦した。義仲は火牛の戦法を用いて,平氏大軍倶利伽羅峠で破り,さらに追撃して上洛し,平氏を西走させた。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

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