普及版 字通 「碁(漢字)」の読み・字形・画数・意味
碁
常用漢字 13画
[字訓] ご・いご
[字形] 形声
声符は其(き)。其に方形のものの意がある。棋がその本字で、もと棋(えきき)をいう。のち棊局、すなわち碁の意となり、碁石を用いるので碁の字が作られた。〔戦国策、秦四〕に「累碁」、漢の揚雄の〔法言、問道〕に「圍棊劍」の語がみえ、秦・漢のころからすでに行われていた。わが国へは、吉備真備が遣唐使として入唐した際に、もたらしたものと伝えられる。平安期には女流の遊びともされた。
[訓義]
1. ご。
2. 棋と通じ、縦横に布置する。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報