確率論理学(読み)かくりつろんりがく(その他表記)probability logic

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「確率論理学」の意味・わかりやすい解説

確率論理学
かくりつろんりがく
probability logic

確率概念の根拠づけは,(1) 論理説,(2) 頻度説,(3) 主観説の3つの立場から考えられている。 (1) は確率は所与の情報と仮説間の計算可能な,したがって論理的にア・プリオリ (→ア・プリオリとア・ポステリオリ ) ,に決定される関係であり,命題の真理値は確率値にあたるとし,一種多値論理学を構成する立場 (J.M.ケインズ,H.ジェフリーズ) で,(2) は頻度と推理との間に論理的ギャップ認めず,確率を適切に定義された相対的頻度と同一視する (H.ライヘンバハ) 。 (3) は確率を当該の事象に関与する主体確信の程度とする (L.J.サベジ,B.ド・フィネッティ) 。確率論理学とは,カルナップ,ライヘンバハが提唱し,確率概念を論理学と関係せる考え方であるが,カルナップが,頻度的確率概念と論理的確率概念の独立性を認め,特に後者に基づく帰納的確率論のことをいうのに対し (さらに彼は,真理値と確率値を同一視することにも反対しているので,完全に論理説に立つわけでもない) ,ライヘンバハは (2) の立場に立つ。 (→確率 , 多値論理学 )

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