(読み)ライ

デジタル大辞泉 「磊」の意味・読み・例文・類語

らい【磊】[漢字項目]

[音]ライ(呉)(漢)
石がごろごろしているさま。「磊塊磊磊
心の大きいさま。「磊落

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「磊」の読み・字形・画数・意味


15画

[字音] ライ

[説文解字]

[字形] 会意
三石に従う。大石の重なりあう意。〔説文〕九下に「衆石の皃なり」(段注本)とあり、大石の相重なるさまをいう。また人の気宇の大きなことを形容して、磊磊・磊落という。

[訓義]
1. 多くの石のさま、大きな石のさま。
2. ものの大きなさま。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕磊 竝石なり。己保辺留(こほへる) 〔名義抄磊 コホヘル・カク・タヒラカ・サザレイシ・コイシ・ソバタツ・オホキナリ・ウスヘ/磊―トサカナリ

[語系]
磊・雷・罍luiは同声。磊の崩れる音は雷に近く、その層々として高いことは罍(らい)(酒器)に似ている。その声義に通ずるところがある。

[熟語]
磊塊磊嵬・磊・磊・磊磊・磊落磊浪
[下接語]
磊・衆磊

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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