磊塊(読み)らいかい

精選版 日本国語大辞典 「磊塊」の意味・読み・例文・類語

らい‐かい‥クヮイ【磊塊・磊嵬・磊磈】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動タリ )
  2. 多くの石が積み重なっていること。山などが高大なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「耳批秋竹蹄踣鉄、双眼紫艷骨磊㟴」(出典:六如庵詩鈔‐二編(1797)五・画馬引為福井敬斉君賦)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐記夢詩〕
  3. 胸中に積もっている悲憤慷慨(ひふんこうがい)気持
    1. [初出の実例]「終日屡酣酒、更澆磊隗」(出典:常山文集(1718)三)
    2. [その他の文献]〔世説新語‐任誕〕
  4. 心にわだかまりのあること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「秋風や磊磈として父子の情」(出典:山廬集(1932)〈飯田蛇笏〉大正六年)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「磊塊」の読み・字形・画数・意味

【磊塊】らいかい

石塊

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