らいら

精選版 日本国語大辞典 「らいら」の意味・読み・例文・類語

らい‐ら【磊

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 石などが多く重なっているさま。
    1. [初出の実例]「磊宝蔵、宛同鄭交之空承仙語」(出典三教指帰(797頃)下)
    2. [その他の文献]〔司馬相如‐上林賦〕
  3. 木はだなどが節くれだっているさま。また、ことばや表現がなめらかでないさま。
    1. [初出の実例]「是以其詩磊。而無光沢。莽蒼而無倫理」(出典:日本詩史(1771)五)
    2. [その他の文献]〔世説新語‐賞誉上〕
  4. 人の性質体格などがすぐれているさま。〔世説新語言語

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普及版 字通 「らいら」の読み・字形・画数・意味

】らいら

ごつごつする。材木多節。〔晋書伝〕、(温)を目(評)して、森森として千の如く、にして多なりと雖も、之れを大廈(たいか)(大屋)に施すときは、棟梁の用りとす。

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【磊】らいら

大小の石が重なる。ごつごつとするさま。〔世説新語、賞誉子嵩()、和を目(評)すらく、森森(しんしん)として千の如し。磊にしてりと雖も、之れを大廈(たいか)(大屋)に施さば、棟梁の用らんと。

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世界大百科事典(旧版)内のらいらの言及

【ライラとマジュヌーン】より

…イスラム文化圏で広く親しまれている悲恋物語。アラブ世界では〈マジュヌーン・ライラ〉として知られる。家柄も教養も良く育った2人であったが,詩才豊かな主人公カイスは恋人ライラの名前を,ある詩の中に叙してしまったために,恋人の家柄を著しく傷つけ,そのため求婚も拒絶されてしまう。…

※「らいら」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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