らいら

精選版 日本国語大辞典 「らいら」の意味・読み・例文・類語

らい‐ら【磊

〘形動タリ〙
① 石などが多く重なっているさま。
※三教指帰(797頃)下「磊宝蔵、宛同鄭交之空承仙語」 〔司馬相如‐上林賦〕
② 木はだなどが節くれだっているさま。また、ことば表現がなめらかでないさま。
日本詩史(1771)五「是以其詩磊。而無光沢。莽蒼而無倫理」 〔世説新語賞誉上〕
③ 人の性質体格などがすぐれているさま。〔世説新語‐言語

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普及版 字通 「らいら」の読み・字形・画数・意味

】らいら

ごつごつする。材木多節。〔晋書伝〕、(温)を目(評)して、森森として千の如く、にして多なりと雖も、之れを大廈(たいか)(大屋)に施すときは、棟梁の用りとす。

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【磊】らいら

大小の石が重なる。ごつごつとするさま。〔世説新語、賞誉〕子嵩()、和を目(評)すらく、森森(しんしん)として千の如し。磊にしてりと雖も、之れを大廈(たいか)(大屋)に施さば、棟梁の用らんと。

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