磔・張付(読み)はっつけ

精選版 日本国語大辞典 「磔・張付」の意味・読み・例文・類語

はっ‐つけ【磔・張付】

〘名〙 (「はりつけ(磔)」の変化した語)
※金刀比羅本平治(1220頃か)下「長田をほりくびにせらるるか、はっつけになるか」
※羅葡日辞書(1595)「Crucifigo〈略〉 Cruz または fattçuqeni(ハッツケニ) カクル」
③ はりつけにされるべきもの。相手をののしっていう語。
談義本・無而七癖(1754)三「顔見世に競(きほへ)下駄をはきつれてどのはっつけが下手な念仏

は‐つけ【磔・張付】

〘名〙 =はりつけ(磔)
義経記(室町中か)三「水の底にふしづけにもし、深山にはつけにもせよ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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