示量変数(読み)シリョウヘンスウ

最新 地学事典 「示量変数」の解説

しりょうへんすう
示量変数

extensive variable

熱力学的系の状態を規定する変数(熱力学変数)のうち,物質の量に依存する変数。内部エネルギー,エントロピー,体積,エンタルピー,ヘルムホルツ自由エネルギー,ギブス自由エネルギーなどがこれに相当。示量変数には,温度圧力一定の下で系内の物質の量をk倍すると,示量変数自体もk倍になるという性質がある。たとえば,内部エネルギーEの場合,kE(n1, n2, ...., nc)=E(kn1, kn2, ...., knc)となる。ここでniは系に含まれる成分iのモル数。この性質は数学的には1次の同次関数であるといわれ,示量変数はその部分モル量と成分のモル数の積の和で表される。ギブス自由エネルギーGの場合,G=∑niμiとなる。ここでμiは成分iの化学ポテンシャル(部分モルギブス自由エネルギー)。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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