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状態量 じょうたいりょうquantity of state

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

状態量
じょうたいりょう
quantity of state

系の状態によって一義的に定まる量。系の状態は適当な状態量の組を与えると定まる。熱力学的状態については圧力体積温度内部エネルギーエントロピーなどが状態量である。均質系では,熱平衡の状態は3つの状態量 (圧力 p,比体積 v,温度 T) で定まる。しかし,pvTの間には状態式として1つの関係式が存在するので,そのうち2つの値を任意に与えると,残りの1つの値も定まる。

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大辞林 第三版の解説

じょうたいりょう【状態量】

物質系の状態によって定まり、直接測定の対象となる量。例えば熱力学的な平衡状態において定まった値をとるエネルギー・体積・圧力・温度・エントロピーなど。熱や仕事は状態の変化に伴う量であって状態量ではない。状態量を変数とみたとき、状態変数という。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

状態量
じょうたいりょう

物質系の巨視的状態について測定できるいろいろな性質の間の関係は熱力学によって定量的、かつ数学的に表現することができる。この場合、系の条件、したがって状態を固定させるか、変化させるために十分に直接的に操作できるような量を状態量という。普通は状態量として意味があるのは温度、圧力、組成だけの場合が多いが、特別な場合には機械的、電気的、磁気的、重力、あるいは表面などのポテンシャルが重要となることもある。状態量を熱力学的変数として考えるときには状態変数という。物質の量に依存しない状態変数を示強変数、物質の量に比例するものを示量変数という。温度や圧力などは前者、体積、内部エネルギー、エントロピーなどは後者に属する。熱平衡にある単相の物質では、二つの状態変数を指定すると、他のすべての熱力学的諸量が定まることが知られ、これらの関係式はすべて状態方程式とよんでよいものであるが、通常は圧力、体積、温度の関数的関係を規定したものだけを状態方程式とよんでいる。[平野賢一]

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世界大百科事典内の状態量の言及

【状態方程式】より

…熱平衡にある物質の状態量の間には,ある種の関係式が成り立つ。これを状態方程式,あるいは単に状態式という。…

※「状態量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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