社内FA制度

人材マネジメント用語集 「社内FA制度」の解説

社内FA制度

社員が自らの経歴や保有する能力を持って、希望する仕事を担う職種部署に売り込み、受入れ部門がその従業員と面接し、選抜する仕組み。
組織の機能分化による適材配置の硬直化キャリアパスの実現施策として導入される仕組みであり、社内人材の活性化に寄与する。
・社員がFAを宣言する場合、勤続年数や年齢、現部門での在籍年数などの一定の条件等を設定しルール化されているケースが多い。また人材を嘱望する組織が、社内求人情報として、人材要件を公示し求人する「社内公募制度」と同時に制度化する企業も多い。
・会社として個人のキャリア形成に積極的に応える仕組みであり、従業員のモチベーション向上等に効果が高い。

出典 (株)アクティブアンドカンパニー人材マネジメント用語集について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「社内FA制度」の解説

社内FA制度

社員がいきたいポストへの異動を自由に希望できる制度。社員が職場や仕事の内容を選択することが可能になり、労働意欲の向上が見込まれる、というメリットが存在する。しかし、FA制度を利用した社員に不利益が生じないように、直属上司許可を求めなくても希望できるようにしたり、FAを希望していることが公開されないようにするなど、さまざまな配慮が必要である。また、希望が通らなかった場合、社員の労働意欲が減退するリスクも存在するので、合否の理由を明確に説明できるような状態を保っていくことが求められる。成果主義年俸制に並行して、社内FA制度を導入する企業は徐々に増加している。

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