社庄(読み)やしろのしよう

日本歴史地名大系 「社庄」の解説

社庄
やしろのしよう

足羽郡に成立した京都北野神社領の荘園。応永五年(一三九八)五月二日付の足利義満御判御教書(北野神社文書)によれば、佐々木五郎左衛門尉跡として闕所地となった社庄を、北野御霊社に沙汰すべく、越前守護斯波義重に指令している。また、政所内評定記録によると、寛正二年(一四六一)九月六日に、室町幕府内談に披露された条々のうちに「一越前国社庄福聚庵安堵奉書事」の一項があるが、詳細は不明。なお、応仁元年(一四六七)一一月一一日付の朝倉孝景書状(足羽神社文書)にも「社之庄神宮寺」の記載がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android