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しもつけ【下野】
〘名〙 バラ科の落葉低木。各地の山地に生え、観賞用に庭などに植えられる。高さ約一メートル。葉は互生し、短柄があり、葉形に変異が多いが、ふつう長さ五~八センチメートルの広卵形で両端はとがり縁に鋸歯(きょし)があり、裏面は粉白色。初夏、枝先に径七センチメートル内外のほぼ平たい花序を出して、径約五ミリメートルの淡紅色の五弁花を多数つける。漢名、繍線菊。きしもつけ。《季・夏》
しもつけ【下野】
東山道八か国の一つ。四世紀の頃に
毛野(けの)国が二分されて下毛野
(しもつけの)国が成立。
大化改新のときに
下野国と表記が改められた。平安後期に
藤原秀郷(ひでさと)が土着し、
子孫は
小山氏を称した。
中世、小山氏とともに
宇都宮、
那須の
両氏が
勢力をふるい、江戸時代には
小藩が
分立。明治四年(
一八七一)の廃藩置県後に栃木、宇都宮の二県が置かれ、同九年統合されて現在の栃木県となる。野州
(やしゅう)。
げ‐や【下野】
〘名〙 官職を辞して、民間に下ること。また、与党から野党になること。〔いろは引現代語大辞典(1931)〕
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下野 (シモツケ)
学名:Spiraea japonica
植物。バラ科の落葉低木,園芸植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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