祐伝寺(読み)ゆうでんじ

日本歴史地名大系 「祐伝寺」の解説

祐伝寺
ゆうでんじ

[現在地名]岡崎市両町二丁目

りよう町の南裏側にあり、根石山と号し真宗高田派。もと妙源みようげん寺末。本尊阿弥陀如来。天正七年(一五七九)柴田新四郎正親がなぐり町に創建。正親の次男六郎は遊伝坊了慶と称して一寺を建てた。後家康が神明宮別当を命じたという(三河聡視録)。慶長六年(一六〇一)二月一一日に寺領二石余の伊奈忠次黒印状を受けた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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