神居古竪穴住居遺跡(読み)かむいこたんたてあなじゆうきよいせき

日本歴史地名大系 「神居古竪穴住居遺跡」の解説

神居古竪穴住居遺跡
かむいこたんたてあなじゆうきよいせき

[現在地名]旭川市神居町神居古潭

石狩川河川敷にある擦文時代の集落遺跡。道指定史跡。正式名称は神居古潭1遺跡。石狩川両岸に形成された崖に擦文時代の大規模な集落遺跡が群集しているが、当遺跡はこれら遺跡群の最上流部にあり、同川との比高一〇メートルの段丘上に位置する。幅五〇メートル・長さ五〇〇メートルの範囲に竪穴住居跡群とチャシ一基が分布する。明治二七年(一八九四)高畑宜一(利宜の子)が「東京人類学雑誌」で報告して以来、昭和三〇年代にかけて地元の中学校教師らによりたびたび調査され、広く知られた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android