神淵村(読み)かぶちむら

日本歴史地名大系 「神淵村」の解説

神淵村
かぶちむら

[現在地名]七宗町神渕かぶち

飛騨川支流神淵川の上流の山間地帯に位置し、東はさかひがし(現白川町)上麻生かみあそう村、南は川浦かわうら村・廿屋つづや(現美濃加茂市)、西は中之保なかのほ(現武儀郡武儀町)、北は行合ゆきあい(現同郡上之保村)に接する。七宗山の西麓にあり、根回り村とよばれた。関ヶ原合戦後幕府領となり、元和元年(一六一五)より尾張藩領。慶長郷帳では「かふち村」とあり、高一千四七九石余。正保郷帳では加淵村とあり、田方一千一〇〇石余・畑方三六六石余・紙舟役二石余・山高一〇石余、ほかに新開高一四石余がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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