神田塗師町(読み)かんだぬしちよう

日本歴史地名大系 「神田塗師町」の解説

神田塗師町
かんだぬしちよう

[現在地名]千代田区鍛冶町かじちよう一丁目

野島のじま屋敷と宝生金五郎ほうしようきんごろう借地の北に位置する町屋で、下駄げた新道に沿った両側町。西は新石しんこく町一丁目、北と東は鍛冶町一丁目。公役町で、小間数は京間二一間余。八丁堀はつちようぼり(現中央区)に代地がある(安永三年小間附町鑑)町名は漆工芸業者が集住していたことにちなむといい(風俗画報)、文化年間(一八〇四―一八)には御用達町人として中尾喜内(数寄屋小細工・表具師)・清水弥次右衛門(左官)の名がみえる(武鑑)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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