神辺固屋(読み)かんなべこや

日本歴史地名大系 「神辺固屋」の解説

神辺固屋
かんなべこや

神辺城の城郭の一部を構成していた構と思われ、天文一三年、同一七年、同一八年に当所で攻防が展開された。天文一三年三月一三日付毛利元就同隆元感状案(毛利家文書)に「去十一日至田総相動、於固屋口合戦之時、(下略)」、同一七年六月二三日付毛利隆元感状(「閥閲録」所収井上甚左衛門家文書)に「去十八日・同廿日両日共於神辺固屋口、城越之鑓高名誠無比類候」、同一八年四月二一日付毛利隆元感状(「閥閲録」所収井上九左衛門家文書)に「神辺七日市表固屋口」などとみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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