精選版 日本国語大辞典 「禁中様」の意味・読み・例文・類語 きんちゅう‐さま【禁中様】 〘 名詞 〙① =きんりさま(禁裏様)①[初出の実例]「まづいぜん、禁中さまへめされ、屏風の絵を仰付られ」(出典:虎明本狂言・金岡(室町末‐近世初))② 善美な物事をいう語。[初出の実例]「日外(いつぞや)唱殿が連て見えた時、アアこりゃ禁中(キンチウ)様じゃと、思ひ染てから忘れぬ〈略〉コリャ今では結搆な事や美(うつくし)い事を、禁中様といふわいやい」(出典:浄瑠璃・菖蒲前操弦(1754)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例