禅閤(読み)ゼンコウ

デジタル大辞泉 「禅閤」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐こう〔‐カフ〕【禅×閤】

摂政関白であった者が、仏門に入ったときの称。禅定太閤ぜんじょうたいこう

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精選版 日本国語大辞典 「禅閤」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐こう‥カフ【禅閤】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。摂政や関白などで、在家のまま剃髪した者。禅定殿下(ぜんじょうでんか)禅定太閤
    1. [初出の実例]「平相国禅閤恣管領天下」(出典吾妻鏡‐治承四年(1180)四月二七日)

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世界大百科事典(旧版)内の禅閤の言及

【太閤】より

…なお古くは関白在職中の者をも太閤と称したらしく,関白左大臣藤原頼通を〈関白太閤〉と称した例がある。また太閤で出家した者は禅閤と呼ばれる。【岩沢 愿彦】。…

※「禅閤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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