2006年(平成18)設立の福井医療短期大学が直接の前身であり,2017年に4年制の福井医療大学へと改組した。その起源は1971年(昭和46)設立の福井高等看護学院(1976年福井医療技術専門学校に変更)にさかのぼる。建学の精神に「多様なリハビリテーション学・看護学を身につけた専門職の育成」を掲げており,「幅広い専門知識と技術に裏打ちされた問題解決能力」に加え,「仁の心」を持ち,「地域住民の健康づくり」に貢献する人材の輩出をめざす。2017年現在,福井県福井市にキャンパスを構え,保健医療学部リハビリテーション学科・看護学科に176人の学士課程学生が在籍する(ほかに短期大学生が400人在籍)。学びの場と医療現場とが直結しており,新田塚医療福祉センターには総合病院や介護老人保健および福祉施設,保育園などが連ね,各施設で実践的研修が行われている。
著者: 戸村理
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報