福富保(読み)ふくどみほ

日本歴史地名大系 「福富保」の解説

福富保
ふくどみほ

現福富に所在した中世の所領。建長元年(一二四九)六月日の杵築大社造営所注進状(北島家文書)の流鏑馬一五番の四番にみえる。文永八年(一二七一)一一月日の杵築大社三月会相撲舞頭役結番帳の一番に「福富保弐拾弐町弐段大 福富太郎入道」とみえるが、福富氏は在地名を名字としているので、出雲国の在庁官人に出自をもつと推定される。元弘三年(一三三三)四月一〇日の後醍醐天皇綸旨(小野家文書)により日御崎社(日御碕神社)検校一族である日置政高に与えられているが、史料上検討を要する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 出雲大社 紛争

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む