福岡県史資料(読み)ふくおかけんししりよう

日本歴史地名大系 「福岡県史資料」の解説

福岡県史資料(県史資料)
ふくおかけんししりよう

一二冊 伊東尾四郎編 福岡県 昭和七―一八年刊(昭和四六―四八年復刻)

構成 第一輯(書目、解題、古代編年史料、宗像の古写経、五条家の文書、天正年間筑前各郡村田畠高、元和八年豊前の戸口調査、久留米藩史年表、柳河藩史年表、福岡藩民政誌略、筑前の地組村、秋月藩財政史料、久留米藩の田制、小倉藩租税法、小倉藩寺院聚録、文化年間伊能忠敬測量日記、旧藩領地別図、咸宜園遊学者、明治初期の福岡県治史料、明治初期の三潴県治史料、明治初期の小学校、明治十四五年頃の県治史料、巻末附録として寛保年間旧柳河藩領地図など)、第二輯(書目、解題、古代編年史料、宗像神社文書及宗像大宮司関係文書、求菩提山文書、綜合福岡藩年表、元禄享保間福岡藩関係記録、天保五年筑前各郡村石高帳、秋月藩主記録、久留米石原家記、柳河藩政一班、延享三年小倉藩の記録、水哉園遊学者、明治十一年の町村分画及当時の状勢調査、明治十四・五・六年の町村分画一部改定、明治十七年の町村分画及当時の戸口調査、明治二十二年町村合併調書、巻末附録として慶長年間筑前国図・正保年間豊前六郡図)、第三輯(書目、解題、古代編年史料、大友文書、麻生文書、福岡藩主家譜、博多津要録、田中吉政家中知行高、寛文十年久留米藩寺社開基、元禄十年御原郡井上組寺社開基、柳河藩三善氏記録、安永元治間柳河藩人口統計、倉府見聞集、五卿在筑資料、筑後の洋学校、明治二十二年町村合併調書、明治二十二年四月町村の区域名称、明治二十二年以後の市町村変遷、巻末附録として久留米藩領古図)、第四輯(書目、解題、古代編年史料、草野文書、立花文書、福岡藩主記録、福岡藩郡役所記録、寛文十年久留米藩社方開基、柳河三池両藩旧租要略、小倉藩法令、恒遠塾遊学者、明治四年豊津県町家帯刀之者言上書、秋月騒擾記事、明治十一年福岡県官吏区吏人名録、県内神社一覧、巻末附録として秋月藩領地図など)、第五輯(書目、解題、古代編年史料、竹井文書、蒲池文書、神屋文書及記録、福岡藩主記録、福岡藩浦役所記録、秋月藩法令、米府年表、久留米藩法令、寛政元年筑後上三郡取調手鑑、柳河年表、柳河藩淡輪氏記録、延宝五年小倉藩地方知行帳、企救郡中村平左衛門日記、小倉藩政時状記、明治初年久留米藩村高表、明治初年筑後国郡村高辻帳、巻末附録として元禄十四年豊前図)、第六輯(書目、解題、古代編年史料、島井文書及記録、福岡藩町役所記録、秋月吉田澹軒漫録、米府年表、小倉藩主記録、柳河藩法令、久留米藩旧租要略、明治六年筑前農民騒擾、明治十五年字小名調、福岡県地理全誌要目、県内寺院一覧、巻末附録として正保年間筑前国図)、第七輯(書目、解題、古代編年史料、太宰府神社関係文書、高良山関係文書、福岡藩主記録、福岡藩郡方覚、寛政二年筑前寺院帳、秋月望春随筆、米府年表、上妻郡稲員家記録、柳河藩法令、小倉藩主記録、企救郡小森承之助日記、久留米明善校記録、明治十五年字小名調、巻末附録として元禄十四年筑後図)、第八輯(書目、解題、古代編年史料、筥崎宮関係文書、英彦山文書及記録、福岡藩主記録、福岡河村氏記録、福岡松浦氏記録、秋月藩主記録、米府年表、浮羽紀聞、柳河藩政史料、小倉藩主記録、豊前旧租要略、小倉藤田弘策日記、明治十五年字小名調、巻末附録として元禄十四年筑前図)、第九輯(書目、解題、古代編年史料、筑前地方古文書、筑後地方古文書、豊前地方古文書、福岡藩主記録、福岡藩家中分限帳、那珂郡高原氏記録、那珂郡松尾氏記録、秋月小川眠石秘記、米府年表、元禄八年久留米領郡中品々寄、寛政元年久留米領御尋答書、柳河藩税制、小倉藩主年表、慶応二年小倉藩知行帳、豊前旧租要略、明治十五年字小名調)、第一〇輯(書目、解題、古代編年史料、筑前地方古文書、筑後地方古文書、豊前地方古文書、筑前旧租要略、米府年表、柳河藩交通史料、三池藩分限帳、小倉藩史年表、千束藩分限帳、幕府領対馬領中津領関係史料、筑後豊前の一揆史料、明治十五年字小名調)、続第一輯(伝記編一)(孝義録、筑前国孝子良民伝、筑前国孝子良民伝続編、筑紫遺愛集、筑後民間孝子伝、筑後民間孝子伝続編、筑後良民伝、孝義旌表録、孝義旌表録略伝、孝義二十八人伝、秋月領分在町孝行奇特者名前)、続第四輯(地誌編一)(筑前国続風土記)

解説 ほとんどが抄録・抜粋で、江戸時代・明治期の民政史料が大半を占めるが、現在確認で現在確認できない史料も収録され、福岡県の地域史研究にとって貴重。ほかに昭和二三―二四年に刊行された「福岡県史料叢書」第一―十輯を合本したものが、同四八年に「福岡県史資料」別輯として復刻されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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