コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

解題 カイダイ

デジタル大辞泉の解説

かい‐だい【解題】

[名](スル)
書物や作品の著者・成立事情・内容・体裁・出版・発表の年月、他に及ぼした影響などについて解説すること。また、その解説。開題。
問題を解くこと。
「僕が算術の―に苦しんで考えて居ると」〈左千夫野菊の墓

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

大辞林 第三版の解説

かいだい【解題】

( 名 ) スル
書物や作品の著者・内容・意義・出版年月・体裁などに関する説明。開題。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

解題
かいだい

図書の解説。仏典の解説は開題と書く。解は古書についてつくられることが多いので、書名の意味、巻数、著者の略伝、成立事情、内容などのほか、図書一部ごとに、書写や出版の年代と出版者、版式、本文の異同、本の体裁、伝来系統などを説明するのが普通である。叙述形式の点で一般の図書目録や書誌と区別されるが、また、解題付きの古書目録もある。一図書、一図書館、一主題ごとの解題から、総合的なものまで、対象図書の範囲によって各種の解題がある。解題の機能は研究の指針や文献の手引であるから、学問や教育が普及し、清(しん)朝の学問の影響を受けて書誌学への関心の高まった江戸後期から発達し、とくに昭和初年以後は書誌学の進歩につれて解題の水準も向上し精密になった。著名な解題に、紅葉(もみじ)山文庫『御書籍来歴志』、尾崎雅嘉(まさよし)著『群書一覧』、森立之(たつゆき)等著『経籍訪古志』、桂湖村(かつらこそん)著『漢籍解題』、佐村八郎著『国書解題』、宮内省編『図書寮漢籍善本書目』などがある。[福井 保]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

図書館情報学用語辞典の解説

解題

特定の著作に対して,その内容,対象領域,成立事情,意義,他の著作との関連などを説明したもの.著者の紹介や著作の内容,編集方針に対する評価が加わることもある.文学書や歴史的に重要な著作の復刻あるいは翻訳書の巻末に付けられることが多い.各書誌データに解題が付与されている書誌を解題書誌と呼ぶ.

出典|図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典について | 情報

解題の関連キーワード四庫全書総目提要四庫全書簡明目録カタログレゾネ主題文献案内朝鮮図書解題経籍訪古誌岡西 為人郡斎読書志日本大蔵経平出鏗二郎十韻彙編八代集抄砂川野水内容注記三次資料釈日本紀楽府詩集水谷不倒漢籍解題三善為康

今日のキーワード

分水嶺

1 分水界になっている山稜(さんりょう)。分水山脈。2 《1が、雨水が異なる水系に分かれる場所であることから》物事の方向性が決まる分かれ目のたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

解題の関連情報