福島新村(読み)ふくじましんむら

日本歴史地名大系 「福島新村」の解説

福島新村
ふくじましんむら

[現在地名]入善町福島新

黒部川扇状地の扇央部にあり、北と東は青木あおき村、南と西は福島村。宝永元年(一七〇四)の村名由来書上(清原家文書)によると、福島村の者が新開し、承応元年(一六五二)村立てしたという。寛永一六年(一六三九)から万治三年(一六六〇)まで富山藩領、以後加賀藩領。明暦三年(一六五七)の草高二石(入善町史)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高一七石、免三ツ(三箇国高物成帳)。黒部川の主流部が現在地の辺りに移ったため洪水被害を受けるようになり、元禄五年(一六九二)には一五石の引高があり、その後治水が進み延享元年(一七四四)から四度の増高があり、天保一一年(一八四〇)には草高三〇石余となる(「高免帳」杉木家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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