日本歴史地名大系 「福江町」の解説 福江町ふくえまち 三重県:桑名市桑名城下福江町[現在地名]桑名市福江町矢田(やだ)町西端より南折した東海道筋の南北一条長さ一一五間の町屋敷地。北福江(きたふくえ)町・南福江町と分称する。当町は江戸時代初期までは大福(だいふく)村と江場(えば)村の入会地であったが、のち町支配となった。江場・大福の二字から江福(えふく)町と称したが、のちに福江町と改めた。「桑府名勝志」には「氏神牛頭天皇社ノ神釜ニ江福町寄付トアリ旧名ノ残リシナリ」とある。当町は東海道筋の桑名城下の最南端にあたっており、当町南端に木戸があって城下の入口となっている。「久波奈名所図会」によると「当所は西国諸大名并高貴な通行の時、御城主より御馳走の御役人出迎ひ則当所より供奉警固あり。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報