福高寺(読み)ふくこうじ

日本歴史地名大系 「福高寺」の解説

福高寺
ふくこうじ

[現在地名]八幡浜市穴井

徳慶山と号し、臨済宗妙心寺派。「宇和旧記」に「本尊観音、禅宗」と記す。

当寺で学んだ行応は名僧として知られる。宝暦六年(一七五六)おお島に生れ、福高寺の桂山や「雨井浦竜潭寺」の田翁に学び、豊後や武州で禅の蘊奥を極め、寛政六年(一七九四)竜潭りゆうたん寺に帰住、さらに宇和島等覚とうかく寺を薫督し、文化三年(一八〇六)津布理つぶり(現西宇和郡三瓶町)高福こうふく寺に隠退、天保二年(一八三一)竜潭寺で死去した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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