蘊奥(読み)ウンオウ

デジタル大辞泉 「蘊奥」の意味・読み・例文・類語

うん‐おう〔‐アウ〕【×蘊奥】

連声れんじょうで「うんのう」とも》学問技芸などの最も奥深いところ。奥義極意。「芸の蘊奥を究める」

うん‐のう〔‐アウ〕【×蘊奥】

うんおう(蘊奥)」の連声れんじょう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蘊奥」の意味・読み・例文・類語

うん‐のう‥アウ【蘊奥・薀奥】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「うんおう」の連声(れんじょう) ) 教義、学問、技芸などの最も奥深いところ。奥義(おうぎ)。極意(ごくい)。うんおう。
    1. [初出の実例]「特北畠入道准后被蘊奥云々」(出典尺素往来(1439‐64))
    2. 「迂遠の漢学に終身、温奥(ウンオウ)を極めんより」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文一一)

うん‐おう‥アウ【蘊奥】

  1. 〘 名詞 〙 ( ふつう連声(れんじょう)で「うんのう」と発音する ) =うんのう(蘊奥)
    1. [初出の実例]「Vnuǒ(ウンワウ)〈訳〉物事内奥表記はウンワウであるが発音はウンナウ」(出典:日葡辞書(1603‐04))

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