あき【秋】 の =夕(ゆう)べ[=夕暮(ゆうぐ)れ]
- 秋の日の夕方。秋のもの悲しい情趣がとりわけ深く感じられる時。《 季語・秋 》
- [初出の実例]「わが背子が屋戸(やど)なる萩の花咲かむ安伎能由布敝(アキノユフヘ)はわれを偲(しの)はせ」(出典:万葉集(8C後)二〇・四四四四)
- 「芹川(せりかは)の大将のとほ君の、女一の宮、思ひかけたる、秋のゆふ暮に思ひわびて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蜻蛉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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