秋めく(読み)アキメク

デジタル大辞泉 「秋めく」の意味・読み・例文・類語

あき‐め・く【秋めく】

[動カ五(四)]秋らしくなる。身に秋を感じるようになる。秋づく。「日ごとに―・いてきた」 秋》「鮎むしる箸も―・く日なりけり/万太郎

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精選版 日本国語大辞典 「秋めく」の意味・読み・例文・類語

あき‐め・く【秋めく】

〘自カ五(四)〙 (「めく」は接尾語) 秋らしくなる。秋づく。《季・秋》
※清輔集(1177頃)「山里は庭のむら草うら枯れて蝉の鳴くねも秋めきにけり」
夜明け前(1929‐35)〈島崎藤村〉第二部「風の音までが何となく秋めいて」

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