秋去衣(読み)あきさりごろも

精選版 日本国語大辞典 「秋去衣」の意味・読み・例文・類語

あきさり‐ごろも【秋去衣】

  1. 〘 名詞 〙 秋になって着る着物連歌俳諧では、牽牛(けんぎゅう)、織女二星が七夕の夜着る衣の意として用いる。あきごろも。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「たなばたの五百機(いほはた)立てて織る布の秋去衣(あきさりごろも)誰か取り見む」(出典万葉集(8C後)一〇・二〇三四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android