秋芳町(読み)しゆうほうちよう

日本歴史地名大系 「秋芳町」の解説

秋芳町
しゆうほうちよう

面積:一一五・一〇平方キロ

美祢郡西半部の町で、南北に長く、北を桂木かつらぎ山と天井てんじよう山、西を花尾はなお山、南をノ岳、東を真名まなヶ岳・長者ちようじやヶ峰などに囲まれた山間部に位置し、北方の美祢・大津おおつ郡境に発する厚東ことう川が中央を南流、諸河川のつくる小盆地や谷あいに集落が散在する。町のほぼ中央を厚東川に沿って南北に通る主要地方道と、やや南をほぼ東西に走る国道三七六号が秋吉あきよしで交差する。農村地帯であるが、秋吉台・秋芳あきよし洞の自然観光地があり、良質な石灰岩・大理石を産出し、梨・栗・葡萄などの果樹栽培も盛んである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報