移民制限運動〔アメリカ〕

山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

移民制限運動〔アメリカ〕(いみんせいげんうんどう)

アメリカの歴史には,移民制限の動きが常にみられた。外国人に対する不信感はすでに植民地時代に存在したが,一方でアメリカは安価な労働力を必要としており,抑圧された人々にとっての避難所としての伝統があったため,移民制限運動が常に世論や政府の支持を得たわけではない。しかし時代によっては,人種,宗教,イデオロギーの違いなどが多数の人々を動かし,アジア人移民,カトリック教徒,共産主義者などに対する制限運動を活発にした。こうした動きが連邦政府を動かし法の制定に至った最も古い例は中国人排斥法(1882年)である。また1924年の移民法は1890年代から増加したいわゆる新移民を制限する目的で制定された。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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