デジタル大辞泉 「程無し」の意味・読み・例文・類語 ほど‐な・し【程無し】 [形ク]1 距離が小さい。また、高くない。「海も浅し山も―・しわが恋を何によそへて君に言はまし」〈拾遺・恋一〉2 広さがない。狭い。「―・き所なれば、君もやがて聞き給ふ」〈源・若紫〉3 時をへだてない。すぐである。「一生―・しといへども、一日暮らしがたし」〈平家・三〉4 年がゆかない。若い。「―・き御身に、さる恐ろしきことをし給へれば」〈源・若菜上〉5 身分が取るに足りない。いやしい。「わが恋はみくらの山にうつしてむ―・き身には置き所なし」〈古今六帖・二〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例