稚児踊(読み)ややこおどり

精選版 日本国語大辞典 「稚児踊」の意味・読み・例文・類語

ややこ‐おどり‥をどり【稚児踊】

  1. 〘 名詞 〙 室町末期から江戸初期にかけて流行した踊り阿国歌舞伎の踊りの中にもとり入れられ、のちには鼓、三味線などを囃子(はやし)として、多く若い娘たちによって演じられた。一説に、幼い者の踊り。
    1. [初出の実例]「加賀・国八才・十一才の童やや子をとりと云法楽在之。かかをとりとも云」(出典多聞院日記‐天正一〇年(1582)五月一八日)

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