種沢村(読み)たねざわむら

日本歴史地名大系 「種沢村」の解説

種沢村
たねざわむら

[現在地名]雄和町種沢

雄物川右岸、北に平尾鳥ひらおどり村、南に佐手子さでこ村がある。天正一九年(一五九一)の出羽国秋田郡御蔵入目録写(秋田家文書)に、「三百六拾弐石三斗弐升六合 た禰沢村・ひら鳥村」とあり、慶長二年(一五九七)の物成は「六拾石 但壱成七分」(「免目録御蔵入御物成納口之帳」秋田家文書)

正保四年(一六四七)は五一五石(出羽一国絵図)、宝永二年(一七〇五)には九〇五石となり(「川辺郡種沢村物成并諸役相定条々」雄和町史)、うち新田高が三二五石を占める。


種沢村
たねざわむら

[現在地名]小国町種沢

大滝おおたき川を挟み杉沢すぎさわ村の東、よこ川左岸に位置する。天文二二年(一五五三)晴宗公采地下賜録に「たねさハのなぬし分」とあり、上郡山民部大輔に加恩として与えられた。近世初期の邑鑑に村名がみえ、高二一五石余、免三ツ三分、家数一一(うち役家四、肝煎・小走二)・人数七一、役木として漆をあげる。蒲生氏高目録帳では村柄は中、修正前の高は二二〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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