日本歴史地名大系 「西置賜郡」の解説 西置賜郡にしおきたまぐん 面積:一二二四・七二平方キロ飯豊(いいで)町・小国(おぐに)町・白鷹(しらたか)町明治一一年(一八七八)の郡区町村編制法により近世の置賜郡が東・西・南に三分割された際に成立した郡で、成立時には置賜郡の西半を占め、北は西村山郡、西は新潟県、南は福島県・南置賜郡、東は東置賜郡、北東の白鷹(しらたか)山山頂で南村山・東村山両郡にわずかに接した。北・西は朝日(あさひ)山系、南は飯豊山地、東は白鷹丘陵の山並が連なり、東部を北流する最上川沿いの沖積地長井盆地や同川左岸に合流する白(しら)川・野(の)川水系流域に耕地が開け、西部は新潟県岩船(いわふね)郡荒川(あらかわ)町で日本海に注ぐ荒川水系に属し、同川や支流の玉(たま)川・横(よこ)川沿いにおもな集落が発達した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by