種漬け花(読み)たねつけばな

精選版 日本国語大辞典 「種漬け花」の意味・読み・例文・類語

たねつけ‐ばな【種漬花・種付花】

  1. 〘 名詞 〙 アブラナ科の二年草。各地の水田畔道湿地に生える。高さ一五~三〇センチメートル。葉は羽状に全裂、頂小葉はやや大きく下部のものは卵形、または長楕円形。春、枝先の総状花序に白い小さな十字形花が集まって咲く。花後、長さ二センチメートルたらずの莢をつける。苗は食べられる。春、苗代用の種もみを水に漬ける頃に花が咲くところからこの名がある。漢名菜、砕米薺。たがらし。《 季語・春 》 〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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