種繭(読み)タネマユ

デジタル大辞泉 「種繭」の意味・読み・例文・類語

たね‐まゆ【種繭】

蚕を殺さず、採卵用とする繭。

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精選版 日本国語大辞典 「種繭」の意味・読み・例文・類語

たね‐まゆ【種繭】

  1. 〘 名詞 〙 中の蚕を殺さず、採卵用とする繭。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「種繭」の意味・わかりやすい解説

種繭
たねまゆ

蚕種製造を目的として飼育した蚕のつくった。すべて原蚕で,その品種特有の性質をそなえ,他品種の繭が混っていないことが必要条件。そのために熟蚕上蔟 (じょうぞく) する前に斑紋,体色,形,色,大きさなどに注意し,疑わしいものを除いておく。種繭の発蛾産卵の条件を保証するために 23~25℃ぐらいの温度と 70~75%ぐらいの湿度に保つことが必要。大量の種繭を製造する場合には,飼育分場で原蚕飼育をして蚕種製造へ種繭を輸送するが,輸送中の振動をなるべく少くしないと,発蛾や産卵に影響する。

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