デジタル大辞泉
「熟蚕」の意味・読み・例文・類語
じゅく‐さん【熟蚕】
蚕の幼虫が十分に成長し、桑を食べるのをやめて繭を作りはじめる時期に達したもの。体は飴色に見える。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
じゅく‐さん【熟蚕】
- 〘 名詞 〙 成熟して、繭をつくりはじめる状態になった蚕(かいこ)。
- [初出の実例]「上簇期(じゃうぞくき)の熟蚕拾ひ取りに至りては、凡そ二倍の人員を要するなり」(出典:風俗画報‐二七九号(1903)人事門)
ひき‐こ【熟蚕】
- 〘 名詞 〙 成熟してからだが半透明となり、繭を作る時期に達した蚕。じゅくさん。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
熟蚕
じゅくさん
matured silkworm
5齢の蚕は8~10日食桑すると食下量が次第に減り,ついに食桑をやめて軟糞を排泄,営繭の場所を求めて蚕座内を活発にはい回るようになる。この状態の蚕を熟蚕という。食桑をやめたのち蚕体は胃の内容が空虚になって収縮,絹糸腺が発達して皮膚は順次透明になる。熟蚕の発生時間は1集団の蚕で早いものと遅いもので 48時間内外の開きがある。2万匹 (ほぼ蚕種1箱) あたりの熟蚕の排尿量は約 7.1lぐらいで,湿度を下げるため蔟の下のむしろを抜取る作業 (こも抜き) が必要である。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 
世界大百科事典(旧版)内の熟蚕の言及
【カイコ(蚕)】より
… 5齢のカイコはその成長が極度に達するとクワを食べる量が少なくなり,ついに食桑を止め体が透き通り糸を吐きはじめる。このようになったカイコを熟蚕(じゆくさん)と呼び,熟蚕を営繭場所すなわち蔟(まぶし)に入れてやることを上蔟(じようぞく)という。上蔟してから4日目ごろ繭の中で脱皮してさなぎとなる。…
※「熟蚕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
Sponserd by 