稲戸村(読み)いなどむら

日本歴史地名大系 「稲戸村」の解説

稲戸村
いなどむら

[現在地名]菟田野町大字稲戸

駒帰こまかえり村西方に所在。沢氏古文書に「イナト」、当村八阪やさか神社の棟札(写)に「永保四年甲子年稲津庄」、石鳥居残欠には「稲津村」、元禄四年(一六九一)の湯釜銘に「宇田郡稲子村牛頭天王」、享保五年(一七二〇)の石灯籠には「広田大明神イナトムラ」とある。古老の伝承では稲置いなぎ村であったといい、慶長郷帳では「稲津村」。良質米の産地。

慶長郷帳の村高二七五・四八一石。慶長六年(一六〇一)松山藩(福島高晴)領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android