稲次村
いなつぎむら
[現在地名]和知町字稲次
由良川南岸、安栖里村の下流域にある南北に狭長な村(東西約三〇〇メートル、南北二・五キロ)。由良川南岸山麓部には安栖里村、西の出野村へ通じる道が通り、両側に人家が並ぶ。集落から南に広がる山地が村域のほぼ九割以上を占め、南縁は六〇〇メートルほどの高山になっている。南は三峠山(六六七・八メートル)を越えて水呑村(現瑞穂町)、西は出野村・広野村、北は由良川を越えて広瀬村。園部藩領。中世は和智庄の地。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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