稲生原村(読み)いのばるむら

日本歴史地名大系 「稲生原村」の解説

稲生原村
いのばるむら

[現在地名]矢部町男成おとこなり

男成村の北、見岳みたけ(男成嶽)の西麓にある。正平九年(一三五四)八月一三日の肥後矢部郷村注文(阿蘇家文書)に「いねをはら」とあり、貫高は一六貫六〇〇文。慶長国絵図に村名がみえる。矢部手永に属したが正徳四年(一七一四)から一時期中島手永に移り、のち旧に復した。「肥集録」は小村川上を記す。文政九年(一八二六)の矢部手永略手鑑によれば高一八四石九斗余、田畝六町六反九畝余・畑畝六町八反八畝余、竈数一七・男三六・女三七、牛二七・馬二八。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android