稲田山古窯跡群(読み)いなだやまこようせきぐん

日本歴史地名大系 「稲田山古窯跡群」の解説

稲田山古窯跡群
いなだやまこようせきぐん

[現在地名]各務原市須衛 稲田

各務原台地の北端部、稲田山の南東面の丘陵山麓の傾斜面にある八世紀中葉から一二世紀にかけての須恵器・灰釉陶器窯跡群。各務原市域北部を中心に岐阜市東部、関市の一部にかけて広がる美濃須衛(みのすえ)古窯跡群は、古代において東海地方を代表する大古窯跡群の一つであるが、当古窯跡群はその中心的な地域である各務(かかみ)・須衛地区に属する。昭和四九年(一九七四)木材流通団地の造成に先立って、須恵器窯一三基・灰釉陶器窯三基について発掘調査が行われた。窯体構造はすべて窖窯で、須恵器窯二基と灰釉陶器窯は分焔柱をもつ。須恵器窯のうち九基は排水溝をもち、六基は前庭部を掘下げて窯前に壁を設け、うち四基は前庭部にピットをもつ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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