稲盛村
いせむら
[現在地名]柏村稲盛
南は近岡村、田圃を隔てて西は玉水村、東は岩木川西岸の小曲村(現五所川原市)に接する。江戸時代に灌漑用として造った出精川が村内を北流する。
現在広須の岡田にある長福寺の宝永年間(一七〇四―一一)の過去帳に「稲盛村弥左衛門」などとみえ、開村は宝永以前の元禄年間(一六八八―一七〇四)前後ではないかといわれる(柏村郷土史)。享保一二年(一七二七)には広須組に属し、川通三二ヵ村の一つで村位は下と定められた(平山日記)。元文元年(一七三六)の検地帳によれば、田畑屋敷合せて二〇町三反二二歩、村高は一一四・四八〇石であった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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