日本歴史地名大系 「稲穂町」の解説 稲穂町いなほちよう 北海道:後志支庁小樽市小樽区稲穂町[現在地名]小樽市稲穂一―五丁目・富岡(とみおか)一―二丁目明治一四年(一八八一)より同三二年まで存続した高島(たかしま)郡の町。色内(いろない)町の西にあり、北部を色内川が東流する。明治一二年開拓使に色内村・色内村裏通などの改称を上申、同一四年七月色内村裏通は稲穂町とされた(郡区沿革表など)。色内村のうち海岸部は色内町とし、当町は後背地を町域とした。当初榎本武揚・北垣国道(北辰社)の所有地で、簗川(やながわ)通・静屋(しずや)通は両人の号に由来する名称。同一七年二月、町内に拡油社が設立、鱈肝油を製造(北海道史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by